【まじめなはなし】臭い物に蓋をするのが良いとは限らない と思う。

 本日惜しまれながらこの世を去られた経営コンサルタント渥美俊一氏(ご冥福をお祈りいたします)のセミナーに幹部候補社員を参加させる等の投資を積極的に行い、
チェーンストア組織として、日夜研鑽を繰り返している熱心な経営陣の方々によって、事業を推進したり、営業を管理したりする多岐にわたる仕事を与えられているため、毎日やりがいを持って業務に当たっております。
 実に喜ばしいことです。若干、冗長な表現になりましたが本当にそう思います。

 さて、日頃の業務において、いろいろなセクションにアドバイスやサジェスチョンを行う事があります。

 それらの指摘を改善のチャンスと前向きにとらえて、活かしてくれるセクションがあると、私達ラインスタッフが動機づけされると同時に、受け容れたセクション自身の業績や効率アップに繋がるわけです。
 残念ながら、相手のセクションによっては客観的に明白な問題点や非効率な点を指摘しても(有効な反論・代案が無いため)うなづいておきながら、事なかれ主義で何も行動に起こさないことが多々あります。
 残念なことですし、改善のチャンスを潰しているようでは、この業界自体そう甘くはないので、厳しい未来に至る可能性が高くなるように思えます。

 臭い物には蓋をするのではなく、原因を追究して「なぜ」を3回、4回・・・と繰り返して改善していくような組織となりたいものです。
 反省なくして成長は無い。
 本田技研さんでは、「失敗は責められるものではなく、むしろ勲章であって失敗すればその方法はダメだったことが証明されるわけである。
 優秀な成果を挙げたテーマは業務表彰するが、優れた失敗も表彰する。
 顧客まで行く失敗は問題だが、「ノートライ、ノーエラーはいけない」というカルチャーを植えつけることが重要である。」という文化があるそうです。良いものを見習うことも大事。  

◆臭い物に蓋をする
 失敗や悪事、人に知られたくない事柄を一時しのぎの手段で隠そうとすることのたとえ。
 失敗や醜聞(しゅうぶん)・悪事などが外部に洩(も)れないように、安易で、しかも一時凌(しの)ぎの手段を取ること。
類義語: 臭き物には蓋をせよ
対義語: 膿んだ物は潰せ


 ところで「臭い物に蓋」で検索かけたところ、今をときめく「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の作者である岩崎夏海さんのブログを見つけました。昔、クイズ番組の構成をされていた時のくさいものに蓋をするとかえって・・・という事例を書かれていました。
トラックバックのやり方がわからないのですが、これで良いのでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090908/1252402448