少数精鋭

「少数精鋭」には、

1)精鋭だから、少数で良い。

2)優秀な人間でも、人数が多いと精鋭として機能しない。
3)少数でやるから、精鋭になる。
と言った使われ方があります。

小学館デジタル大辞泉によると「人数は少ないが、すぐれた者だけをそろえること。」なので、本来の定義は1)が近いのでしょうが、それぞれを考察してみます。

1)は元々どこかにいる能力の優れたものを選んでくる。というニュアンス
選抜された精鋭という受け止め方ですが、単なる状況を表現したに過ぎないという気がします。

2)は逆説的な意味合いですが、
わりと有名な働き蜂の法則というのがあって、
蜂の社会では、優秀な蜂25%、普通の蜂50%、働きの悪いさぼり蜂25%いるという話があります。

面白いことに、さぼり蜂を取り除いても、または優秀な蜂だけを集めても、結局その中から25%のさぼり蜂は形成されてしまうそうです。
政治家の方々のように立派な学歴、職歴を経た優秀な人間だけ集めても、アレな人がでてくるのはそういうことなのかもしれません。まぁその場合、優秀25,普通50、サボり25とは比率が違いそうですが。。。


3)少数でやるから、精鋭になる。
は元々が少数で、少数でやっているうちに能力が上がり精鋭になる。という考え方。または、多数いたものを少数に絞り込んだことで一人一人の能力が上がるという考え方がある。

これは今、上司と自分だけで仕事をしていると感じていますが、情報共有の密度が高まることが大きく作用していると思われます。
事務的なサポートスタッフは欲しいところですが、INPUTを元にOUTPUTの最適解を探すような仕事は数いれば良いというものではないことは実感してます。