異業種連携とサンクコスト(コンビニエンスストアと新聞配達)

 ファミリーマート毎日新聞社は11月25日、共同でファミリーマート商品の宅配実験を実施することで合意した。12月に大阪市堺市内のファミリーマート直営店8店舗で実験を開始する。
http://www.ryutsuu.biz/topix/c112524.html

という取組はご存知でしょうか。

 私はどういうわけか記事を見逃していて、今日先輩社員との話の中で初めて知ったのですが、まず「上手い!」と感じました。
 厳密なサンクコストの定義
Wikipedia:事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用をいう。
初期投資が大きく、他に転用ができない事業ほど埋没費用は大きくなるため、投資も新規企業の参入も慎重になる。このことにより、埋没費用の多寡が参入障壁の高さを決める要因の1つであることは寡占論の定説となっている。

とは違うのですが、新聞販売店の朝夕以外のアイドルタイム(人・バイク・自転車)も埋没費用と言えるので、一種のサンクコストではないか。
 アレだけの細かな地域密着物流網はそうそうないわけで目の付け所に感心したわけです。

 どこまで推進するかは不確定ですが、地味ながら興味深い異業種連携だと思います。