「呼んで乗るバス」 ここまで進化:日経ビジネスオンライン を読んで。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100720/215491 「呼んで乗るバス」 ここまで進化:日経ビジネスオンライン を読んで。

オンデマンドバスの存在は知っていましたが、従来のスキームであれば採算性に乏しい、言わば大赤字の路線バスを中赤字のオンデマンドバスに切り替えるという消極的なものでした。

記事の取組に関して、システム的にはシンプルであり特異な点はないように見えますが、管理システム共用クラウド化、個々のバス端末に既製のスマートフォンを利用するなど、ここ数年のIT進化をうまく活用してのコストダウンで、採算性が悪かったビジネスを軌道にのせようという積極的な取り組みが見て取れます。

ここまでは記事を読んですぐの朝一に書いたのですが、日中の業務が38.3度を記録した栃木県で昼休憩も忘れて、夢中で肉体&頭脳労働をしてきた後に続きを書いてますので、以下は記事の内容とリンクしないかもしれません。仕事はちゃんと?薬剤師要素のある仕事でした。ブログにもそのうち書きます。

さて、クラウドスマートフォン、光の道、電子書籍といった大きなパラダイムシフトの中で、それらをどう活かして行くかという成功事例となってくれると良いなと思います。この取り組みが3年前でしたら、低コストでソフト開発できる有力なスマートフォンもなかったわけですし、クラウドコンピューティングの信頼性でも不安が残ったのではないかと思います。時期がきて、適切な活用ができるというのは大事な事と思います。早過ぎれば失敗するし、遅ければ、競合に出し抜かたり、そもそも生き残れない。
オンデマンドバスのような収益をあげる事が難しいビジネスモデルにおいて、儲ける事が出来るのか?注目です。

また、そういった興味以上に重要な事が記事中にあったかと思います。加齢と共に外出が億劫になった高齢者の外出が増えるようになったことから、移動の自由というのは、人間にとって非常に重要なことであることを再認識したり、身体障害者の方の助けになったり。
バスという乗り物の良さが再認識出来る事例として、儲けて、発展してくれると良いなと思います。

 どんなに素晴らしいことでも、継続できなければ絵空事になってしまうことがあります。儲ける事は大切と思います。