霜なくて曇る八十八夜かな 正岡子規
八十八夜は、立春から数えて八十八日目にあたる日。茶摘みの最適日という事で
お茶の販促等が行われていることと思います。
さて、なぜ八十八「夜」なのか。
八十八日で良いじゃん…という気もするわけですが、
月の満ち欠けが約29.5日。立春から3回りすると88.5日ということで、昔の人が月の満ち欠けで立春と同じ月を3回見ると八十八夜という説がありまして、ちょっとしたロマンを感じます。
どんな思いで月を見ていたのか。現代人はたまの満月くらいしか見つめないですが、ときには月を見て、思いをはせるのも良いかなと思います。