丁寧な仕事

 巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如(し)かず
 と言われるように、戦時のように秒単位での状況変化への対応を重要視する状況も
確かにあります。

 しかしながら、普通の仕事において、拙い仕事でそれを受け取った人が修正をしたり、別にチェックマンが必要になってコスト高になったりということが発生するよりも、丁寧な仕事を心がけた方が良いことが多いものです。
 前回(年末最後)のエントリーとも関連しますが、調剤の仕事などその最たるものだと言えると思います。
  丁寧な仕事をする人からは良いアウトプットが出て、雑な仕事をする人からは悪いアウトプットが出る。

 また、生み出される物・事や仕事そのものではなく、その結果生じる利益のみを大切にするようでは、いくらユーザー中心だとかお客様第一主義だとかいったところで、ユーザーやお客様に「あなたはとても大切な存在で、かけがえのない価値がある」というメッセージを発信できるようなモノづくりや仕事などできないでしょう。
 丁寧に時間と心がかけられた仕事というのは、それとは違うものです。
 私の所属するココカラファインでは、「おもてなしNo.1企業になる」をコーポレートスローガンとしましたので、速さはもちろんですが、丁寧な仕事をより一層心がけたいと思います。

↓素晴らしい記事
http://www.hatarakuba-info.com/news_GTV75EDYL.html
2010年10月9日
墨田区のクリーニング会社で20年働いてきた知的障がい者の男性は、誰よりも早くきれいに、40種類のたたみ方を駆使しててきぱきと仕事をこなしている。
この度、この丁寧な働き方が評価されて都から優秀勤労障がい者として表彰された。